Miquette's assortment

みけこの詰め合わせ

金魚の夏

眠るのに大忙しなうちに、夏もすでに後姿ですが、ちょっとだけ振り返って、大人のための課題図書。 今年は・・・夏の縁日の金魚すくいでお子さんが予定外にもGETしてしまい、金魚さんをお迎えしたご家庭も少なくないかと。 久しぶりに飼育することになったけ…

神様

川上弘美さんの『神様 2011』をようやく読みました。 この本には、1993年に書かれた『神様』に収録されている最初のお話である「神様」と、2011年3月末に書かれた(9月21日発売)「神様 2011」の2話が収録されています。『神様』は川上弘美さんの、パスカル短…

夏休みの課題図書(大人のための)

夏休みもそろそろ終わり。 でも、子供たちのためにがんばって大忙しだったり、仕事や夏バテでクタクタ大人・・・の夏休みはこの後かも。 そんな大人のための、課題図書など勝手に選んでみました。もちろん読書感想文がまだできてない、という子供たちにもお…

季節はずれの「クリスマス・プレゼント」

今ごろになってクリスマス・プレゼント・・・をもらったわけではありません。 最近読んだジェフリー・ディーヴァーの短編集のタイトルです。 ジェフリー・ディーヴァーいえば、リンカーン・ライムのシリーズ。 昨年、現在の最新訳である「ソウル・コレクター…

机上の空論

そして、入院中にとうとう本が尽き、売店へさまよい出ることに。 小さな売店の書籍コーナーは小さくて、読みたいものが一冊もないんじゃないか、とあんまり期待していなかったのですが、少ない冊数の中に森見登美彦さんの文庫を2冊発見。 以前に宵山万華鏡…

久しぶりに本の話題

またしても病気関連の話で恐縮だけど・・・入院に本は付き物、動けないとき、身体を動かす体力・気力のないとき、待ち時間、移動中、旅先などにも付き物、というわけで、このところ大量に本を消費。 着替えるのは億劫なのに、本は読めるのか? お風呂はしん…

なーる

京都つながりで、ひさしぶりに本の紹介。 ものすごく季節はずれなんだけど・・・祇園祭の話です。 いま森見登美彦さんの宵山万華鏡を読み終えたところなのですが、タイトルどおり、この本はお祭りの万華鏡でした。 装丁もキラキラしていて中身にピッタリ。 …

ビロードのうさぎ

ビロードのうさぎ(マージェリィ・W・ビアンコ/原作 酒井駒子/絵・抄訳 ブロンズ新社) 先週末、うさぎさんが届きました! とは言っても、うさぎはうさぎでも、絵本のうさぎさん。 「The Velveteen rabbit」 このお話は、Margery Williams Bianco(マージェリ…

しかもフタが無い

しかもフタが無い(ヨシタケシンスケ) なんて魅力的なタイトル、と、気になっていたのは2003年のこと、やっといまごろになって読んだら・・・やっぱり良かったー。 内容はヨシタケシンスケさんの、心のつぶやきのメモ書きを集めたようなもので、長い文章は…

みけねこがおばさんだったとしても

となりのおばさんみけねこで みけねこがおばさんだったとしても何がわるいことがあるのよ なんにもわるいことはない いや、わたしのことではないですよ、これは谷山浩子さんの山猫おことわりの中の歌詞。 谷山浩子さんのねこの森には帰れないのB面(LPの)は…

かっこつけずに「るきさん」

座右の書は?と聞かれたら、わたしはいつも迷わず高野文子さんのるきさんを上げてきた。 もっと難しげな本だとかっこいいだろうとは思うけれど、ここはかっこつけずにマンガで。 このマンガは雑誌Hanakoに1988~1992年の間連載されていた。 まさにバブルと呼…

やさぐれる

やさぐれるという言葉からどんな様子を想像するだろうか。 最初にこの言葉を気に入ったのは、川上弘美さんが日経新聞に連載していたエッセイの『此処彼処』の「吉祥寺」の回に出てきたとき。やさぐれるとは、家からはぐれるという意味であるらしいのだが、エ…

ぐりとぐらかるた

1月が終わらないうちに、もう一つ、お正月っぽい話。 最近、やっとぐりとぐらかるたを買った。実は、長年買うのを迷っていたのを、いよいよ意を決して買ったのだ。 お値段はとてもお安くて1,050円、でもそれは問題じゃない。 問題はわが家の住人の人数は2…

マッド・マドリスト

間取り相談室 佐藤 和歌子 (著)間取りの手帖からの続刊今回は東京以外にも、札幌市から福岡市までの変わった間取り図が60枚、そこに住む人からの相談に作者が答えるという趣向。でも、最後にはこの物語はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係が…

変なお茶会

変なお茶会 佐々木 マキ (著)またもや佐々木マキさんの絵本。 寝る前に読む本の一冊。小さなサイズでページ数も少なく、1000円は高いかな? でも、やっぱり持っていたい本。マッチラベルを思い出すような感じのイラストで色使いも独特。子供向けというよりも…

椰子・椰子

椰子・椰子 川上 弘美 (著), 山口 マオ (絵)大人になると飛ぶ夢はあまり見なくなるそうだ。 でもわたしは相変わらずポカンと浮かんでいて、地上から30cm~3mくらいのところを手でヨイショっと漕ぐと進んだりしている。さて、蛇を踏むで芥川賞を受賞した川上…

泣ける本

ぶたのたね 佐々木 マキ (著)今回も絵本佐々木マキさんのことは「ガロ」あるいは村上春樹の本のイラストでご存知の方も多いと思う。「ぶたのたね」は泣かせるお話はあまり好きではないわたしが大好きで泣ける本。 悲しい結末に笑いながら泣けてくる。ただし…

おやすみなさいおつきさま

おやすみなさいおつきさま マーガレット・ワイズ・ブラウン (著), クレメント・ハード (イラスト), せた ていじ (翻訳)これは寝る前に読む絵本わたしはとても寝つきが悪い、ほっといたらエンドレスで起きているくらいだ。(^^;でも、寝ないと朝が来て容赦なく…

マドリスト

間取りの手帖佐藤 和歌子 (著)装丁の展覧会で偶然見つけた本だけど、すっかりハマってしまった。どんな本かというと、不動産広告にあるような間取り図が99枚、でもよく見るとちょっと変、というだけのシンプルな本。リトルモアの「ライフスタイル」というペ…